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ラバーダムは安心感を与える

歯の根管治療で使うことがあるのがラバーダムです。あまり聞きなれない言葉ですが、歯科医院では使うところと使わないところがあり、根管治療を行ったことのある人でも、その歯科がそれを使わずに治療すれば、その存在すら知らないかもしれません。ラバーダム防湿というのですが、このメリットは感染を防ぐことを目的にしていますので、その段取りをするのに、なにかと時間がかかるのですが、やるだけの価値があります。唾液が感染を促す場合があり、それを防止することができるので、ラバーダムを使うことで、根管治療が成功しやすく、また再発といった懸念を大きく下げることができるのです。治療中の舌を傷つけてしまうことのリスクや、詰め物を誤って誤飲してしまうかもしれない、そんなリスクを大きく減らすことができるので、ラバーダムは、手間でもやることの価値は高いと言えます。より丁寧で、患者のことを第一に考えている歯科医院は、こうしたラバーダムを使いますし、安心感を与えてくれます。

初めてのラバーダム

私は歯医者さんがとても苦手で、小学6年の頃、右下奥歯の銀歯が取れてしまった時があったのですが、親には言わずに放置していました。そしたら次第にそこが痛くなり、誰が見てもわかるくらい頬が腫れあがってしまいました。もちろん親にもバレ、その日のうちに歯医者さんに行くことになってしまいました。どうして私が歯医者が苦手なのかというと、小学1年の時に、出来上がった銀歯を装着する途中で歯医者さんが私の口の中に落としてしまい、誤って飲み込んでしまったことがあるのです。「出して!出して!」とすぐさま起こされた私は背中を何度もたたかれたのですが、もちろん出ることもなく、まるで私が悪いような言い方をされて以降歯医者さんが苦手になってしまいました。そんな苦い思い出が頭をよぎる中、いざ奥歯の治療をするとき、初めてラバーダムというものを装着されました。子供の私にも丁寧にラバーダムがどんなものか教えてくれて、唾液がつかない、感想した状態で治療できる、そして口の中に異物が入らないと説明されたときはとても安心したのを覚えています。がっちりと治療する歯を固定し、ゴムでテントみたいに口を覆い、こっちも安心して受けることができました。ゴムのにおいもさほど気にならず、なによりとてもリラックスして治療できました。口の中に異物が落ちてくる心配もなかったのだなによりでした。

ラバーダムとは?

葉の治療の時に口の中にゴムのシートを張るものをラバーダムといいます。これは一般的な歯の治療の時にも使うことがありますが、たいていは歯の根幹治療の時に使うことが多いようです。歯医者さんによってはラバーダムを使用しないところもありますが最近はぼつぼつと使っている歯医者さんも増えているようです。それでも海外の歯医者さんに比べれば日本はラバーダムを使っていないほうが断然多いそうです。せっかく素晴らしい治療の道具なのに使用しないというのは実にもったいないです。ラバーダムを使用することによって治療でのメリットはたくさんあるのです。例えば細菌感染を防止することができたり、治療する部位だけを出すことで衛生的であることなどです。日本の場合は保険制度のことからも手間がかかるラバーダム利用による治療は敬遠されるのかもしれません。これから歯科技術が進歩していけば、ラバーダムも当たり前になってくる可能性はあるでしょう。ラバーダム 東京